こんにちは。今日は倉敷保健所のボランティアの皆様から頂戴した野犬のトリセツを

 

元に保護犬を飼うに当たっての事を少し書いていこうと思います。

 

保護犬はほとんどが山育ちの野犬ですので、ペットとは違い、人間の助けを必要としない

 

環境で生きてきました。最初は野生のキツネをてなずける様なものだとご認識ください。

 

ですが、群れで暮らしてきた生き物なので、ルールを理解し、指示に従うようになれば

 

しつけは案外うまくいきます。

 

ただ、心を通わせるようになるまではその子の個性によるところが大きいですが、長い年月が

 

かかると思っていたほうがよさそうです。

 

そして大事なのが脱走対策!!

 

やはり生まれ育った土地に戻ろうと脱走を常に試みますので、網戸などを簡単に

 

突き破ったり、2m程度ジャンプして塀を乗り越えて脱走したりとこちらの

 

予想を超えた行動をしてきます。

 

室内では基本的に係留しておいてください。

 

また、散歩の時も要注意です。

 

首輪は2つつけ、それぞれ違うリード着けて散歩にいきましょう。

 

ひとつだと手が離れる、予想外の出来事などでリードが外れることもあります。

 

また、この子たちにはハーネスはやめてください。犬が後ろ向きに引っ張ると簡単に外れます。

 

そして、ここからは犬を飼う以上、必須のことですが狂犬病の予防注射、迷子札の装着、

 

避妊、去勢手術などは飼い主さんの責任において必ず行なってください。

 

基本的にはとても怖がりです。きれい好きで、一日じーっとしている事が多いです。

 

野犬の特性を知り、自分に合うペットであるかどうか、一緒に長い時間を生活していく事が

 

できそうかどうか判断しておうちに迎えてあげてください。

 

一緒に暮らしていく上で、だんだん心を許してくれるようになる成長ぶりは

 

感動モノです。

 

うちにも色んなタイプの保護犬が来ましたが、一匹一匹やはり個性があります。

 

その子の個性をしっかり分かってあげて、可愛がってあげてください!